古き良きアナログの精神と技術を受け継ぎ、
進化し続けるデジタルとの融合を目指します。
新星社西川印刷は、1962年の創業以来50余年にわたり、台東区下谷の情緒ゆたかな下町で育ってまいりました。
風情あふれる和の歴史・情景と、人情味あふれる人たちとのお付き合いの中、今日に至っていることに感謝しつつ、この下町を愛し続けながらさらに創業100年を目指す所存でございます。
刷専門の下請けからの出発でしたが、高度成長時代の恩恵を受け、次第に印刷機械と社員の数が増え、企業としての形ができていきました。
しかしながら、幾度の経済危機に直面するたびに、企業の継続を前提とした進路を変更せざるを得ませんでした。
長い長い暗黒のアナログ時代を経験された方ならお分かりでしょうが、日々下版との追い駆けっこの毎日で、営業職・現場職問わず、朝来れば何時に帰れるか判らない時代でした。
それが当たりまえの業界に一縷の光明が挿したのは、90年代前半のMacの出現でした。
当時、弊社はプロセス設備が無かった事も幸いし、Macに依るデジタル製版を導入し易い環境にありました。
時間の読めないアナログ製版からの脱却をいち早く実現すると共に、アナログ技師を採用しその技術を融合することにより、デジタル出力がそれ以上の差別化を計れることにも成功いたしました。
しかしデジタル化に伴い、今般ペーパーレスの推奨、WEB 優先等の風潮の中、紙媒体に生きる私たちにとって、且つて経験したことの無い暗黒の時代が訪れようとしています。
逆風吹き荒れる中、私たちのするべき必要なことは、紙その物の素材感のアピール、その紙への転写技術の優位性をお知らせすることだけと考えております。
お客様から頂いたお仕事に対し一つ一つに句り、付加価値を表現することがお互いの信頼関係を構築し、紙媒体に生き残れる手段と思っております。
新星社西川印刷は、環境問題にも積極的に取り組み地域社会との融合をはかります。
生まれ育った地元が、いつまでも綺麗で情緒あふれる「下町」であり続けることを念頭に活動してまいります。
代表取締役社長
西川 晴重